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【台風7号】ついに到来…台風シーズン

こんにちは!屋根・外壁にとって最も危険な災害の一つである「台風」。近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした「平成30年台風第21号」は、皆さまの記憶にも新しいことと思います。決して油断できない台風に対して、どのような対策をすればよいか考えたいと思います。

平成30年台風21号による被害

2018年9月4日に、25年ぶりに「非常に強い」勢力で日本に上陸した台風。最低気圧は915ヘクトパスカル、最大風速は55m/秒と記録されています。

強風による影響としては、

  • 関西国際空港では暴風で航空燃料タンカーが関西国際空港連絡橋に衝突し一部破損。
  • 泉南市新家では電柱がドミノ倒しになり、停電している。
  • 御堂筋に於いて、沿道のイチョウ並木の約1割に当たる81本が、倒木や幹の折損などの被害を受けた。

全体的に住家の全壊68棟、半壊833棟、一部破損9万7009棟の影響をもたらしました。さらに、大雨や高潮などによる水の影響で、交通や産業などにも多くの被害をもたらしました。

台風被害が大きくなるメカニズム

台風は、進行方向の右側の風が強いという特徴があります。これは、台風自身の風に台風を押す風が加わるためで「危険半円」と言われています。反対に左側は、台風自身の風と台風を押す風が衝突し、風が弱まり「可航半円」と呼ばれます。左側より右側の方が被害が大きくなるおそれがあるので注意して下さい。

泉州地域であれば、特に大阪湾や四国を通る予報であれば、最大限の警戒が必要ということですね。平成30年台風21号も、日本の南からやってきて徳島県南部と兵庫県神戸市に上陸したので、泉州地域はまさに進行方向の「右側」でした。

また、台風の予報では「ヘクトパスカル」も気にしておいた方が良いです。ヘクトパスカルとは「気圧」の単位で、通常の気圧は1013hPa(ヘクトパスカル)、数字は低い方が強い風となります。平成30年台風21号は、上陸当時の中心気圧が950hPa、この低さつまり非常に強い勢力で日本へ上陸するのは25年ぶりだったと言う事です。

予報を見ていると、ヘクトパスカルはだんだんと数字が増えていきます。これは通常、台風は日本の南で発生しますが、そもそも台風は水蒸気が水滴になる際に放出される熱をエネルギー源として発達しており、 北上するにつれて海面水温が下がると水蒸気が供給されなくなって勢力が弱まります。 上陸すると地表との摩擦によってエネルギーを失うため、急速に勢力が衰えます。

ヘクトパスカルの数字でどうこう判断できるものではありませんが、一つの指標になるということですね。

屋根・外壁の被害

実は近年、平成30年台風21号が上陸するまで、泉州地方は台風の影響をさほど受けたことがありませんでした。従って、台風対策や屋根をメンテナンスする意識も全体的には乏しい地域であったともいえます。

平成30年台風21号が記録した最大瞬間風速は、関西国際空港島で58.1m/秒。これは、地震で言えば震度7、つまり表せる危険度の限界を超える数値で、多くの建物や樹木などが倒壊するレベルです。下の画像は大阪府での被害状況ですが、瓦屋根のほとんどが被害を受けている様子が見て取れます。瓦屋根は、その瓦の重さで屋根が保たれる構造ですので、一気につよい風が吹くと持ち上げられて飛んでしまうという事で、この台風のあとは補修やリフォームで屋根業者が足らない状況がつづきました。

台風から建物を守る一番の方法は「未然の対策」です。瓦屋根であれば、カラーベストや金属鋼板の屋根への葺き替えを検討したり、めくれや破損が気になる経年劣化した屋根であれば、カバー工法や補強を検討します。決して屋根や外壁を塗装するだけでは、強風対策にはなりませんのでご注意ください!

台風対策は今からでも遅くはありません。屋根を本質的に強くできるのは、一級建築板金技能士国家資格を保有する屋根専門業者がもっとも適切に対処できるでしょう。屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!

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