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【急な雨どうする?】屋根工事のストップ基準

こんにちは!最近は近畿においても、大気の状態が不安定なため、主に午後からゲリラ雷雨が降ってくることが多くなりました。本来なら雨から守るのが屋根の役割ですが、屋根工事中に雨が降ってきたら大変です。今回は、そんなアクシデントなどを理由に屋根工事をストップする基準をご紹介したいと思います。

1.雨によるストップ

まず、雨がふった場合ですが、具体的な基準というのは後ほどご紹介するとして、基本的には以下のような状況判断をすることが多いです。

  • 朝から雨が降っているか、途中で雨が降ってくるか?
  • 現時点での進み具合がどうか?
  • 滑りやすい足元か、転落の危険性がないかどうか?

などの判断を行います。

屋根工事は主に「既存の屋根材を解体する」とか「下地をやりかえる」といったように、雨が降る事によって雨漏りするリスクの高まる作業をどうしても行わなければなりません。また、お住まいを継続されたまま作業を行うのも一般的ですので、作業中に雨漏りをさせてお住まいにご迷惑をおかけするわけにもいきません。

ですので、強いて判断基準を設けるとすれば「ルーフィングを張り終わっているかどうか」が職人にとってのポイントです。ルーフィングさえ張り終わっていれば、その面から雨漏りが起きる事はまずありません。あとは、壁やトップライトなどの細部との取合部分から雨漏りする対策として、ブルーシートで覆っておけば、作業を一旦中断したりしながら工事を行うことが可能です。

屋根職人なら「雨が降ったらストップ」と必ずしも言い切れません。時にはゲリラ雷雨の中、ブルーシートで覆いながらでも、お客様が安心できるようプロ意識をもって雨漏り修理をやり遂げます!

(イメージ)降雨時は一時的にブルーシートで屋根を覆う

2.風によるストップ

屋根職人にとって一番の敵は「風」と言っても良いでしょう。強風が吹くと、自分自身の身体はもとより、取付ける屋根材、木材、ルーフィング、道具関係など、風に飛ばされやすいものを多く扱いますので、作業効率がかなり悪くなったり、最悪は建物や近隣に損害を与えてしまうことになります。

また、あまりにも風が強い場合は、足場の転倒防止対策として、外周を覆うシートをめくったり足場そのものを解体することにもなりかねません。そして、屋根材を上げ下ろしするクレーンも稼働が停止することになります。

雨ならブルーシートをかぶせて対策ができますが、風だけはどうにも対策のしようがありませんので、あまりにも強い風が吹いている場合は、工事ストップを余儀なくせざるを得ません。風の強さの目安として、天気予報から判断する場合や、足場に「吹き流し」というものを取り付けて目視で判断することもあります。

「吹き流し」の傾きで風の強さを判断する

3.工事ストップの基準

最後に、屋根工事をストップする基準のひとつとして、具体的に法律で定められている部分を紹介します。
労働安全衛生規則(第522条)では、以下の様に定められています。
「事業者は、高さ2m以上の箇所での作業を行う場合においては、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業に実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない」
(悪天候の基準値)
「強風」10分間の平均風速が毎秒10m以上の風
「大雨」1回の降雨量が50mm以上の降雨
「大雪」1回の降雪量が25cm以上の降雪
「中程度の地震」 震度階級4以上の地震

高さ2メートル以上と言う事は、屋根工事や外壁工事はほとんど全てが対象になるでしょう。

ミツルリフォームでは、職人の安全確保を第一において工事計画や現場判断をします。いくらスピードが速くて品質の高い仕事をしたとしても、職人が怪我をしてしまったら本末転倒、お客様にとっても良い気持ちにはなりません。無事に工事を完了するのが当たり前ですが、そのためにキッチリとした安全対策や危機判断をもって今後も屋根工事を進めてまいります。

屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!

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