まだまだ台風による被害が心配される9月初旬。住宅本体の屋根の台風対策もさることながら、今回は台風によって一番被害を受けやすい、カーポートやベランダなどの波板について、その台風対策を考えたいと思います。
波板の種類
まず、ひとことで波板といっても、素材やサイズなどいろいろな種類があります。
素材別で大きく分けると、
- トタン・・・古くからある金属製で、亜鉛メッキが施されたもの。日光を遮り、強度があるが、時間と共にサビる
- 塩化ビニル・・・プラスチック製で、半透明のソフトな素材。ホームセンターなどで安価で購入でき、DIYなどで活躍するが、寿命が2~3年と紫外線による劣化が早い
- ポリカーボネート・・・プラスチック製で、無色透明やカラースケルトンなど豊富なラインナップのあるソフトな素材。耐久性、耐衝撃性にすぐれ、ちょっとした衝撃では割れない、紫外線をブロックし、耐用年数が10年と非常に長持ちする
- ガルバリウム鋼板・・・ガルバリウム鋼板を曲げ加工したもの。耐久性、耐食性にすぐれ、昔のスレート波板に代用され倉庫や工場などで使用される。コスパがとても良い。
などがあげられます。現在のベランダやカーポートは、一般的に採光するため「ポリカーボネート」がよく使用されています。また、波板形状だけでなく、厚みのある平板を貼っている既成品のエクステリアも多くありますが、こちらも屋根板金業者が取り扱うことができます。
とくに住宅に使用されるプラスチック製の波板は、工場などで使用される分厚い頑丈なものに比べると、薄っぺらくて衝撃や紫外線による影響を受けやすく、とくに台風などの突風によって外れて飛ばされることが多くあります。
また、お家の中に太陽光を取り入れるためのトップライトには、アクリルやポリカーボネート、FRPなどの素材が使用されています。これらは飛来物などによる衝撃破損や、紫外線などによる劣化によって、雨漏りがしやすい部分となっています。
災害を受ける前兆と対策
波板やポリカーボネート製の屋根が台風などによって飛ばされてしまう前兆にはさまざまなものがありますが、代表的なものとしては「風が吹くとバタバタしてうるさい」という症状が出てくると、風で飛ばされてしまう恐れがあります。
主な原因としては、波板を固定している「フックボルト」や「ポリカフック」「釘」などの金具は、その穴から水が浸入しないよう、スポンジ製のパッキンがセットになっていることが多いのですが、そのパッキンが経年劣化によりやせてくると、次第に金具の固定能力が低下し、波板がバタバタと遊んでしまう現象が起こります。要するに、金属製の屋根に比べて、強い力で固定されていない場合が多いということですね。
また、周囲を固定しているコーキングの劣化、屋根材自体の収縮による固定材とのクリアランスの増加なども飛ばされる原因として挙げられるでしょう。
皆さんも一度、風が強い日にはセルフチェックをしていただき、バタバタするようでしたら補修や貼り替えなどの検討をしましょう。波板はどんな製品でも薄っぺらく、消耗品という考え方になりますので、災害によって近隣の方に御迷惑をおかけしないためにも、製品の耐用年数に見合ったリフォームをしていきましょう。
ベランダやカーポートのポリカ1枚交換でも承ります
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