今回は、屋根・板金職人の仕事には欠かすことのできない「チップソー」について、どんな道具なのかをご紹介いたします。板金職人は基本となるはさみやつかみをはじめ、実に数多くの道具や機械を駆使して一枚の板から美しい仕上がりを実現していますが、最近では便利な電動工具が各メーカーから出されており、時代とともに進化しています。
見た目は「丸ノコ」万能のこぎり!
みなさんは「丸ノコ」をご存じでしょうか?最近は日曜大工を言い換え、DIYが人気となってきており、ご自身でも持っているという方もおられるかもしれません。丸ノコは「木材」をカットするのに便利な円盤状の刃を回転させる電動のこぎりのことですが、チップソーも、見た目が丸ノコにそっくりで、使用方法もほぼ同じです。
また、余談ですが、夏のシーズンにいたる草むらで動いている「草刈り機」に取り付ける刃のことも、チップソーという名前で呼ばれていますが、今回は機械そのものの名前が「チップソー」です。
丸ノコとの違いですが、丸ノコは主に「木材」を切断するための機械で、大工さんがよく使います。一方でチップソーは主に「金属」を切断するための機械で、我々板金職人や鉄をあつかう職人さんが使用するものになります。
金属を切断するので、発熱に対しての耐久性が高く、また丸ノコに比べて回転速度が遅いため、切断する鉄が焼けにくくなっているのが大きな特徴です。
チップソーでスレート大波を切断する様子
そして、取付ける刃の種類が豊富なのも特徴です。金属では、普通の鉄以外にやわらかいアルミや硬いステンレスなど、専用の刃に取り換えることで切断が可能になります。また、金属以外にも、コンクリ―トなら「ダイヤモンドカッター」といわれる刃をとりつけたり、プラスチックや石膏ボードなど、何でも切れる優れものなので重宝されます!
屋根職人であれば、上の画像のように「スレート大波」を、同じく専用の刃に取り換えてチップソーで切断します。
現代はバッテリーの進化とともに、あらゆるものがコンセントのいらない充電モノになってきました。建築業界もその恩恵をうけて、電源から遠くはなれた場所でも作業が可能になったり、重たい発電機を運ぶ労力や、長いケーブルを流す手間がなくなり、非常に作業効率が高まってきています。
今回ご紹介した「チップソー」も、現在は充電のモノも登場しており、施工場所のすぐ隣で切断加工が行えるので、加工ミスなどが各段に減りました。こうした道具を駆使することによって、より良い仕事が出来るようになっているわけですね!
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