梅雨シーズンに突入しており雨天の日が続いておりますが、あなたの家は雨から100パーセント守れているでしょうか?梅雨時期に雨漏りが発覚するというケースは、夏や台風シーズンに比べると少ないようですが、これから雨が多くなるこの時期をノーリスクですごせるよう、しっかりとした雨漏り防止の点検を行う必要があります。
今回は、雨漏りが発生する箇所とその原因、未然に防ぐためのチェックポイントを挙げてみたいと思います。
屋根材、防水材に損傷がないか
まずは、全体的に雨漏りのもととなる「傷」がないかをチェックします。
瓦屋根やカラーベストなどのスレート系屋根材であれば、割れ、ひび、欠け、めくれがないかどうか。
トタンやガルバリウム鋼板、折板などの金属屋根であれば、製品自体のさび、穴あき、亀裂、棟板金などの部材の欠損。
ウレタン防水や塩ビシート防水、アスファルト防水などの防水屋根では、ひび、穴あき、ふくれ、硬化などをうたがいます。
屋根職人が直接もしくはドローンなどを活用して、損傷状況や雨上がりの水分のにじみ具合などを目視で診断します。また、目視では把握できない屋根材の下地部分での損傷などは、散水調査や非破壊検査、破壊検査を用いて雨漏りを検出する方法を取ります。
決して、お客様がみずから危険な屋根に登って点検することは避けていただきたいと思います。
ドローン調査でよく見ると、一部はがれが見られた
雨とい、排水系統の詰まりはないか
雨といや排水ドレン、屋根上の谷部分、たてといパイプ内部などは、普段から屋外の環境や湿気によりさまざまな詰まりの要因にさらされています。
特に梅雨前後であれば、雑草の種がどこからか飛んできて湿気により生えているパターンを多く見かけます。それ以外にも、ゴミなどの飛来、周辺環境による埃や砂の沈着により、排水が詰まって適切に水を処理できなくなることが多々あります。
排水が詰まるとなぜ雨漏りに影響するのか。
軒といが詰まると、水がオーバーフローして、軒下や外壁など本来は水が通らない場所を水が通ってしまうため、屋内に侵入してしまいます。谷といが詰まると、同じようにといの付け根と屋根下のあいだから水が浸入してきます。
この事象は、風の強い日やその他の外的要因によって、ある日突然起こる可能性もありますので、雨季の前には必ず点検しておいた方がよいポイントです。
集水器につまる落ち葉。たまると撤去が大変になる
シーリング材に異常がないか
シーリングとは、部材と部材のスキマを合成樹脂のボンドによって埋める作業、または埋めている部分のことで、水を止める最終手段です。このシーリングを突破されれば、いくらでも水は浸入してきてしまいます。
このシーリングは、屋外の工事においてあらゆる部分で行われています。外壁サイディングの目地はもちろんのこと、サッシ周り、屋根のこまかい仕舞い、防水材料の端部、金属部材の取り付けの際にもあらかじめ部材にシーリングして本体に取り付けることが多くあります。
そんな雨漏り防止に非常に大切なシーリングですが、寿命は屋根材や外壁材にくらべて長くはなく(製品による)、紫外線や湿気、太陽熱や凍害などによって傷みやすい材質です。
また、シーリングそのものは傷んでなくても、硬化やプライマー施工不良などで接着性が衰えていれば水が回る原因になります。ワーキングジョイントといって、部材が動きやすい部分のシーリングはとくにはがれが生じやすい部分になります。
これも目視あるいは触ってみたりして、上から増し打ちするか撤去して打ち替えるかを検討します。シーリング材にはいろいろな種類があって使い分けていますので、DIY程度の知識で修復を試みるのは避けてください。
表面上は問題なく見えても、はがれがあったり、増し打ちでごまかしていることも
以上、梅雨時期や雨季を迎えるこの時期だからこそ、しっかりチェックしておきたいポイントをまとめました。最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。
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