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【職人が出した結論】屋根はDIY可能なのか!?

DIYと言えば、Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略で、自分自身でやる。ひと昔前は「日曜大工」という言葉で、お父さんが家の修理や工作をやっていた流行りから、最近ではホームセンターやインターネットショップなどでも盛んにDIY工具や商品が販売されるようになり、またSNSやYoutubeなどでは作業方法の紹介動画が多く公開され、手軽にさまざまなリフォームを自分自身で出来るようになってきました。

代表的なDIYリフォームといえば、部屋のクロス貼り替えなどのインテリア、外構や庭などのエクステリアが多いと思います。DIYで行われるリフォームの多くは、建物の構造自体や、危険のない安全な生活が出来るかどうかの生命線的な部分よりも、どちらかといえば見た目の美しさ向上やオプションの機能性向上などの部分で行われることが多いでしょう。

では、屋根のリフォームは、DIYで行うことが可能なのでしょうか??結論、職人から言わせてみれば「ほぼ不可能」だろうというのが答えです。では、その理由について次から解説していきます。

屋根という場所の危険性

まず、この答えが全てと言っても過言ではありませんが、とにかく屋根の上は命にかかわる危険な場所であるということから、DIYをオススメすることはできません。

屋根は地上から見ていると、おだやかなたたずまいでどっしりした性格のように見えますが、実は過酷な環境にあります。

上に登ってみると、まず傾斜のキツさに驚くでしょう。一般の住宅屋根の勾配は3~5寸勾配で、角度に変換すると16度~27度と数字で聞いても大したことないように思えますが、実際はふんばるのがやっと、物も人もかんたんに滑り落ちてしまうほどの傾斜なのです。

傾斜に加えて、雨などで濡れた屋根材の上は、長年蓄積された埃などの汚れによって、かなり滑りやすくなっています。また、風も地上に比べてはるかに強く、常人であれば立っているのがやっとというまさに過酷な環境なのです。筆者も慣れないころは、よく作業終わって寝る前に足のふくらはぎがこむら返りするほど疲労したものです。

このような条件の中にあって、重い物を持ったり力を加えたりしながら作業をしなければなりませんので、外周足場や屋根足場のない屋根の上に登るのは、命がけでサーカスをするようなもので絶対にしてはいけません。

屋根工事は専門性の高い作業

屋根は一見、決まった形のものが整然と並べられているだけの簡単な構造をしているように見えますので、同じ部品を買ってテキトウに取り付ければ大丈夫だろうとか、安易に考えてしまうところもあるかもしれません。

ですが、屋根の最大にして絶対の条件は「雨を漏らさないこと」です。この防水性能を知識のない素人で100%発揮させるのは至難の業です。現実に、何十年と屋根、板金工事に携わっている職人でも、雨漏りを100%防ぐのは難しい、それくらい技術力と経験が求められる分野の仕事なのです。

自分の家なら多少は仕上がりが悪くても良いか、とDIYなら許せそうな気がしますが、せっかくリフォームをしても雨漏りがしてしまうようでは、やっていないのと同じことになり、二度手間になって本末転倒です。

そもそも、それなりの修業をしていないと、「ハサミ」や「ツカミ」といった板金工具を使いこなすこともできなかったり、定尺品ではない部分をうまくおさめるノウハウがなかったりと、DIYでやろうという発想になりにくい要素が屋根工事にはたくさんあります。

以上の大きな2点の理由から、屋根リフォームをDIYで行うのはほぼ不可能だろう、というのが屋根職人である我々の見解です。ほんの少しのトラブルや悩みでも、きちんと屋根専門店に依頼することで、潜んでいる他の問題を見つけることができたりと、一石二鳥、三鳥の成果をもたらしてくれるでしょう。

326(ミツル)リフォームでは、雨といの詰まりや波板の補修など、小さな作業でも承っておりますので、簡単なことでも自分で解決しようとせず、何でもお気軽にご相談ください!

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!

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