こんにちは!8月8日には「立秋(りっしゅう)」を迎え、暦の上ではもう秋とのことですが、まだまだ気温、湿度、日照りの強さは衰えていません。今回は、そんな夏の猛暑が住宅の外装に与える影響についてお話させていただきます。
人間でも、これだけの猛暑の中、外を歩いたり仕事やスポーツなどをしていれば、熱中症のリスクが高まったり高温多湿、紫外線などによる悪影響を受けています。地球温暖化による異常現象など、ひと昔前までは考えられなかった事象が日本においても多々あります。
家の外装といえば、主に屋根、外壁、とい、サッシ、ベランダなどとなりますが、猛暑によってどのような影響を受けるのでしょうか。
1.塗料やコーティングの劣化
高温と紫外線によって、屋根や外壁の塗料は劣化しやすくなります。塗料以外にもコーティングや塗膜の剥がれやひび割れが発生し、保護が失われる可能性があります。
見た目の違いはそんなに感じなくても、触ったら「チョーキング現象」とよばれる、チョークで書いた黒板を手のひらで触ったように粉がつくようになったら、塗り替えリフォームの時期が来たのかもしれません。
また、太陽光や高温によって、外壁の色が褪せたり変色したりすることがあります。特に暗い色の外壁は熱を吸収しやすく、色あせや変色がより目立つ傾向があります。
2.熱膨張と収縮
屋根材料、特にガルバリウム鋼板などの金属屋根は、温度の変化によって膨張および収縮します。暑い日に屋根が直射日光を受けると、材料は膨張し、寒い夜には収縮します。これにより、屋根材料に応力がかかり、時間とともに表面の塗料や金属としての材質が劣化する可能性があります。
また、そうした膨張と収縮を繰り返すことにより、材料を固定しているビスなどにも破損が生じ、はずれや切断が発生、やがて台風などの大風によって部材が飛んでしまう原因のひとつになってしまいます。
3.見えない劣化
長期間、高温にさらされれば、屋根表面の熱吸収を受けて、下地のルーフィングや建屋木部までを劣化させる可能性があります。特にアスファルトシングルや木材などの有機材料は、紫外線や高温によって劣化しやすく、色あせたりやぶれ、ひびわれなどが生じることによって、雨漏りの発生源になってしまいます。
猛暑による影響を少なくするには
鋼板メーカーや屋根材メーカーなども、猛暑に耐えられる構造や材質の強化に必死ですが、材質だけで持ち堪えるのは厳しいです。やはり、定期的な点検と被災を未然に防ぐメンテナンスが大切となってきます。雨漏りしてから大きな改修となるより、やはり定期的な点検とメンテナンスで維持して行きたいものです。屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!
本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!
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