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過酷な夏を乗り切れ!屋根職人の熱中症対策

梅雨が明けてギラギラと日差しが照り付け、気温40℃を超える地域も出てきています。天気が晴れるのは屋根職人にとって絶好の仕事日和ですが、真夏の屋根上はまた違った条件になり、普段の日常生活とはまた違った熱中症やその他の危険が潜む場所に。今回は、我々屋根職人の死活問題である「熱中症対策」について考えたいと思います。

言わずと知れた熱中症

熱中症という言葉は、2000年から気象報道において統一され出てきた言葉で、毎年多くの方が緊急搬送されたりと、社会問題にもなっています。昔は「日射病」「熱射病」などと言われてきましたが、今後は地球温暖化などの影響で、さらに過酷な条件になっていくとも言われています。

(引用)環境省:熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)

みなさんも外へ出かけられる際や仕事の最中、事務所や自宅の中でもどこでもそうですが、必ずといって良いほど暑さ対策をして、なんとか熱中症対策をされると思いますが、屋外の現場で仕事をする職人たちもさまざまな工夫で対策しています。

なかでも、屋根で仕事をする場合は、建築業界ではトップクラスの過酷な条件のもとで作業をします。なんと、瓦やスレート、ガルバリウム鋼板屋根の表面温度は、真夏で70度~80度となっており、皮膚がちょっと触れただけでもヤケドをするくらい暑い環境なのです!

よくニュースなどで話題になるアスファルト道路の真夏の表面温度はだいたい50~60度ですので、それと比べても相当危険な環境です。照り返しがまぶしくて、目をあけることもままなりません。

では、屋根職人はどのような対策をして現場を施工しているのでしょうか。

1.空調服

空調服は、最近では着ていない人がいないくらいの普及率で、バッテリーの小型かつ電力の長持ち化により、扇風機を身にまとう現場職人のマストアイテムです。着たことがない人も多いかもしれませんが、空調服を着ることで上半身に風があたり、汗でべたつく環境をドライにしてくれつつ、首や脇から熱を放散し冷やしてくれる効果絶大のすぐれものなのです。

服装と言う面では、より涼しくなるように半袖作業服に危険防止の腕カバーをはめるスタイルや、半ズボンにスパッツを履くスタイルなど、各作業服メーカーから快適に作業ができるアイテムが多数そろえられています。

2.1時間に一回の休憩

屋根の上はひかげになる逃げ場がありません。真夏は1時間も作業を継続すると、だんだんと頭がぼーっとしてきて危険な状態に陥ります。そのため、真夏は無理をしないで、屋根の上に登っていても全員で降りて来て小休止するようにしています。

大きな現場であれば、エアコンの効いた休憩用プレハブが設置されていることが多く、体力を回復させるためのオアシスになっています。夏場は休憩を多く取らないといけないため、作業効率はどうしても下がってしまいますが、命に代えられるものはないため、職長さんの号令で必ず休憩をとります。

3.ポータブル冷蔵庫

こちらもなかなかの優れもの。小型バッテリーの進化により、ついに冷蔵庫を持ち運べるようになりました。充電機能のついたクーラーボックスですね。常に冷たい飲み物を飲めるので、休憩時はリフレッシュでき、作業効率がアップします。

4.十分な睡眠をとる

熱中症の最大の敵は、睡眠不足などのバッドコンディションです。屋根職人は、日中は元気に仕事をして、夜は早寝早起きをします。昼間に厳しい日差しを浴びてしまうと、夜寝付けないことも多いので、日差しや紫外線対策をしっかりとして、規則正しい生活を送る職人さんが多いのです。

また、夏場は飲み会や深酒も避けます。アルコールは熱中症の大敵であり、翌日は喉がカラカラだったり頭がまわっていないとなると、より熱中症のリスクを高めてしまいます。疲れた体をいやすためにビールが飲みたいところですが、明日の現場に備えておとなしく寝るのも仕事の一つなのです。

いかがでしたでしょうか?屋根職人が真夏でも元気に屋根にのぼり、他の季節にも負けないパフォーマンスを出せるのは、色々なグッズや工夫のおかげでもあります!ですが、熱中症対策の一番は気持ちだと思っており、お客様のお困りごとを解消できるならと使命感をもって頑張っています!

屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!

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