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雨の日は屋根工事ができない理由

ジメジメとした湿気に、夏に向けて気温の上昇、予想が定まらない天気予報・・・梅雨時期は生活において何かと困りものですが、建設業界の中でも最も雨の影響を受けやすい「屋根業者」にとっても、梅雨時期はつらいものです。

今回は、屋根業者にとって雨天がどれほどつらいものなのか、さまざまな事例をもとにご紹介させていただきます。

まず、屋根に上がれない

一番、根本的な理由からスタートしますが、まず雨が降っている、もしくは屋根が濡れた状態では、職人が屋根に上がることができません。

屋根は皆さんが想像しているよりも、はるかに滑りやすいです。住宅屋根であれば、4寸勾配(水平に10mすすんで垂直に4mあがる角度)という急傾斜な屋根が多く、普通の靴底では歩くことができません。屋根の材質にもよりますが、カラーベストや瓦ならともかく、金属屋根ともなるとなおさらです。

また、年数が経過したり湿気などの環境によって、屋根表面に「コケ」が生えていることも多く、水アカ、砂やほこり、その他のよごれなどが濡れることによって、さらに滑りやすくなってしまいます。

急勾配の屋根では専用のすべり止めアタッチメントを靴に装着する

まず作業員の安全を第一に考える以上、雨の日に屋根上の作業をすることができませんので、あしからずご了承ください。ご自宅のリフォームによって作業員が怪我をした、転落をしたなどの事象があって、心情的に良い物ではありませんよね。

雨漏りが発生してしまう

屋根を葺き替えする、部分補修をするなどの場合に、一時的に屋根材を撤去することはよくあります。

たとえば、瓦からカラーベストなどへの葺き替え作業では、一度瓦と下地である瓦土をすべて撤去し、屋根裏に明かりが差すほどの野地板だけの状態、つまり屋根を裸にして、そこへルーフィングを張って新しい屋根材を貼り付けていく工程です。

野地板だけではカンタンに雨が漏れてしまう

屋根の下地、とくに野地板が露出した状態で雨が降ってくると、基本的には雨漏りを防ぎようがなく、雨が直接、お住まい中の天井などに降り注いでしまう危険性もあります。そういったリスクを避けるのが屋根業者にとっては一番で、雨が降っている、また雨が降りそうな予報のときは、作業を中止する判断をすると思いますが、ご了承ください。

材料がひっつかない

屋根には、水を通さない、あるいははじくといった特性の材料を使用することが多いです。

屋根のこまかい部分の止水に使用するコーキング類、ルーフィングや防水シートなどを留めるゴムテープ類、ウレタン防水やアスファルト防水、塗装などの準備として下地にぬるプライマー類などは、下地が濡れていると使用することが不可能になります。

下地がぬれているとコーキングが接着不良となり危険

これらの材料が接着不良となると、リフォームの完工直後は雨漏りを食い止められても、寿命が短いので、比較的短期間でトラブルが発生するということにもなりかねません。

無理に雨の日にすすめて品質の悪いリフォームをご提供したくないという観点から、雨の日は現場を空けることもあるかもしれませんが、あしからずご了承ください。

以上、梅雨時期は屋根職人もいろいろと苦心して作業をするか?しないか?判断をしているという話でした。最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

私たち326(ミツル)リフォームでは、屋根に関することはどんなことでも承っております!些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください!

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!

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