こんにちは!住宅屋根に使われる主流の材料は、瓦屋根、カラーベスト(セメント)などのスレート屋根と、ガルバリウムなどの金属屋根が一般的ですが、現在においても稀に使用されている材料に「銅」があります。今回は、銅ってどうなの??って事で考えてみたいと思います。
銅板屋根は、現在では住宅屋根で使用されることがほとんど無い材質ですが、歴史のある寺や神社などの建造物、古くからの和風建築の屋根、樋などには多く使用されてきました。
銅板のメリットは以下のような点が挙げられます。
- 耐久性が高い。主流のガルバリウム鋼板は穴あき保証が15年から20年と言われていますが、銅板は脅威の60年。銅は、最初は赤いですが、雨を受けると「緑青(ろくしょう)」といういわゆる青サビ、酸素を通さないコーティングを自ら発生させるため、メンテナンス不要で長持ちします。
- 加工しやすい。銅はガルバリウム鋼板などの鉄板にくらべてやわらかく(やわらかいと言っても職人しか違いが分かりませんが…)、曲げたり加工しやすいので、お寺や神社などの複雑な部分やアール部分などにも、たたいて伸ばして柔軟にフィットしやすい特徴があります。
- 風合いが出る。
反対に、デメリットは以下のような点があります。
- 価格が高い。主に使用される鉄やガルバリウム鋼板に比べて3倍から5倍の単価ですので、一般的な住宅には採用されにくい傾向があります。電気の導線が高く売れるところから納得できますね。
- 熱伝導率が高い。ということは、熱を通しやすいということですので、その下の屋根下地や屋根裏は断熱などの工夫をしないと、夏は影響を及ぼす可能性があります。
- 施工できる業者が少ない。銅板は屋根業者の中で「赤の仕事」と言われ、格式が高く、よほど熟練の職人か経験がないとできない仕事でもあります。
お住まいの屋根や樋に銅が使用されている建物は、今でも一戸建てなどで多く見かけますが、段々とそのような建物は減少傾向にありますし、そのメンテナンスができる業者も当然、減ってくると思います。
ミツルリフォームでは、国家資格である「一級建築板金技能士」という、屋根板金のスペシャリストが多数在籍していますので、銅の加工もお手のもの。技術の証である「銅製の折り鶴」を製作し、ご注文下されたお客様には無料でプレゼントもさせていただいております!
銅板部分のくすみや傷みが気になる方、その他屋根のことでお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!
本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!
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