こんにちは!最近は日本のどの地域においても、ゲリラ豪雨や線状降水帯など、熱帯低気圧や大気の不安定によって大雨がふるリスクが多まってきています。昭和や平成初期の時代とくらべてもレベルが違う異常気象となってきていますが、その当時に建てたお家は、適切な雨とい排水の設計となっているでしょうか?今一度、雨の強さに対応できる雨といシステムについて考えてみたいと思います。
雨の強さレベルについて
気象庁による雨の強さと量をざっとまとめると、
1時間雨量(mm) が、
- 10以上~20未満「やや強い雨」 ザーザーと降る、地面からの跳ね返りで足元がぬれる、雨の音で話し声が良く聞き取れない、地面一面に水たまりができる
- 20以上~30未満「強い雨」 どしゃ降り、傘をさしていてもぬれる、寝ている人の半数くらいが雨に気がつく、ワイパーを速くしても見づらい
- 30以上~50未満「激しい雨」 バケツをひっくり返したように降る、道路が川のようになる、高速走行時に車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)
- 50以上~80未満「非常に激しい雨」 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)、傘は全く役に立たなくなる、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる、車の運転は危険
- 80以上~「猛烈な雨」 息苦しくなるような圧迫感がある、恐怖を感ずる
となっています。「大雨」の明確な定義はないそうですが、一般的に一時間30mm以上の雨は、大雨という印象になります。
警戒レベル4相当の氾濫危険情報が発表された大和川
では、一般的な住宅に取り付けられている雨といは、どれくらいの雨を想定した排水システムになっているのでしょうか?
自宅の雨とい排水量はどうなっている?
実は、雨といに求められる設計排水量などは、地域によって異なります。気象庁が発表している「日本の気候表」というものがあり、そこから「地域別降雨強度」(Panasonic雨とい参照)が求められます。大阪府では標準的な雨量を想定して一時間あたり120㎜、和歌山県では雨が多いということから、一時間あたり160㎜の降雨量を目安としています。なお、これらはゲリラ豪雨や線状降水帯などの異常降雨を想定したものではありませんのでご注意ください。
それらの基準を参考にして「雨とい排水計算」を行い、軒といの断面積と、竪といパイプの太さを適切な組み合わせにして設計されています。ですので、デザイン上の問題もあるかも分かりませんが、軒といの大きさや竪といの太さ、落ち口の個数などは、ある程度設計段階で決まっているというわけです。
ミツルリフォームでは、住宅リフォームにおいても、適切な雨とい排水量を確保できているか、計算システムを用いてきちんと計算します。また、大型商業施設などになってくると、屋根面積や谷といなどの複雑な条件から、より精度の高い計算が必要になってきます。もし、雨といトラブルを見つけた際は、軒先や外壁からの雨漏りの危険性が増していますので、一刻も早く屋根専門業者にお問い合わせください!
屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!
本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!
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