前回のブログにひきつづいての折板に関する話題です。主に山の高い金属折板には重要になってくる「尾垂れ加工(おたれかこう)」という施工についてのご紹介です。
軒先を保護する尾垂れ加工
尾垂れ加工とは、折板の軒先部分を「板金つかみ」という大きなペンチのようなもので少し曲げることをいいます。詳しく解説すると、屋根材の底先端部の15~20㎜の範囲を、角度15~30度程度に下側に曲げることをいいます。
尾垂れ加工をすることによって雨水は屋根面から確実に排出することができます。そんなの無くても水は流れるでしょ?って思いますが、尾垂れ加工がないと水が完全に流れず、軒先周辺に水がたまってしまうのです。軒先の底裏面を伝わって外壁などから雨漏りするリスクになるという、科学的にいうと「毛細管現象」といって、水が上に上がっていく現象によってそうなります。
そして、前述した水がたまることによって、当然金属ですから、サビや腐食をまねく原因にもなります。
なお、折板メーカーによっては「軒先化粧フレーム」というものを取り付けることによって、尾垂れ加工と同等の役割をはたすような部材もあります。軒先に何も施されていないか、適切な処理を施しているか、一度ご自身で確認していただき、必要に応じてご相談いただければと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!
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