施工事例
2025年7月29日
工場のリフレッシュと、暑さを何とかしたいという要望から、屋根および外壁を遮熱仕様でカバーし、エアコンの省エネ効果と涼しい職場環境を実現しました。
1.工場を稼働させた状態での作業になりますので、念入りに工程表をもとに重機の配置、工事車両の出入りに関する打ち合わせをします。
2.工事の初めに工事の妨げになる植栽を伐採、剪定し、
3.足場組と進んでいきます。
4.屋根材を実測し発注、搬入して荷揚げとなります。 今回は狭小地でのクレーンの据え付けになりました。
5.間接固定工法の場合は専用金具を先に仕込みます。 専用サドル金具→遮熱シート→金属垂木→屋根葺きという流れになります。
6.遮熱工法では通気層、空気静止層などを設けることで 遮熱の効果を発揮します。
7.屋根で建物のおおよそ70%の熱を遮る事ができます。
8.遮熱材の上から、新しい折板を張っていきます。
9.最後に棟板金を取り付け、屋根は完了です。
10.外壁も西面のみ遮熱仕様といたしました。外壁用サドル(金具)を取り付け、
11.遮熱シートを貼り、
12.金属垂木を流し取り付け、
13.折板を貼り、樋を仕上げて完了です。
14.その後、足場を解体し、
15.工事完了です。
16.工事後温度の測定を行いました。7月2日、尼崎市の外気温は34.8度、暑いです。まず、未施工の屋根裏表面温度が53.2度。
17.今回、遮熱を施工した屋根裏表面温度が35.8度と、実に17.4度も差がでています。
18.未施工の建物の室温が、冷房設備を使用して34.55度、
19.今回遮熱を施工した建物の室温が、同じ冷房設備を使用して27.64度と、これも約7度の差が。以前はエアコンが全く効かない状態から、涼しく感じる温度まで下がりました。
20.2025年6月から、法令で事業者は労働者への熱中症対策が義務付けられました。 昨今の猛暑による熱中症による死亡者が背景にあります。 労働環境を整えて、労働者が安全、安心して働ける環境を整備することが大切です。そのうえで遮熱工法を建物に取り入れ、適切な冷房機器を導入することをお勧めします。過度に機器だけを導入するとイニシャルコスト、ランニングコストが嵩み経営が悪化する可能性もあります。 まずは体感していただくことが何よりですので尼崎市にて現地案内可能ですので、ぜひともお問い合わせください!