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【雨漏りの原因?】正しい外壁シーリング

初夏から秋にかけては、一年の中で最も雨が降る季節ですので、屋根業者にとっては雨漏りの相談を受けることも多くなります。雨漏りと聞くと、主に屋根から漏れている印象を受けがちですが、原因は屋根だけではありません。今回は、正しい外壁シーリングを理解して、雨漏りを未然に防ぎたいと思います!

シーリングの種類

シーリングとは、空気や水を浸入させないために、樹脂などを原料とするシール(ボンドみたいな半液状)を、建材やひび割れのスキマに充填することを言います。外装やキッチン、トイレなどの水回りなど、建物の色んな場所に使用されますが、その種類として、大きく以下のようなものがあります。

  • アクリル系
  • ウレタン系
  • シリコン系
  • 変性シリコン系

などがあげられます。細かい特長はさておき、「変性シリコン」という種類が、一般的に外壁には最も適切でよく使用されています。皆さまのお宅も外壁がサイディングでしたら、継ぎ目の目地のところに弾力性のあるシーリング材が充填されていることと思いますが、見た目や触った感じで種類を見分けることは非常に難しく、どんなシーリング材が使われているかまでは把握できません。

シーリングの耐用年数

そのシールも、半永久的にもつものではなく、時間が経つとやがてやせ細ってきたり、建物との密着が悪くなってはがれてきたりします。その年数は、一般的なシーリング材で10年と言われており、中には30年耐久の優秀なシーリング材もありますが、ほとんどの場合はそれくらいで何らかの欠損が発生してきます。

劣化の原因は、主に気温による温度差、太陽光や紫外線、成分が抜け出してしまうことによる硬化などが原因として挙げられます。いずれも、建物の外装に施されているシーリングは、これらを予防することは難しいでしょう。

シーリングのリフォーム方法

では、シーリングが劣化した場合の補修方法はどのようなものがあるでしょうか?

まず、大きく分けて「打ち替え」と「増し打ち」があります。「打ち替え」は、既存の劣化したシーリングをカッターナイフなどを用いて全摘出し、新たなシーリングを充填する方法です。「増し打ち」は、やせて深くなった既存のシーリング目地の上から、かぶせるように新しいシーリングを充填する方法です。

下の画像は「増し打ち」方法による補修がなされた後ですが、このようにカッターナイフのヘラで簡単にめくれてしまっている悪い例です。増し打ち方法は、見た目はキレイになりますが、機能的に根本から改善しているわけではありませんので、どうせやるなら予算や手間はかかりますが、なるべく「打ち替え」リフォームをオススメします。

増し打ちによるシーリングが簡単にめくれてしまっている

ミツルリフォームでは、外壁のシーリング工事は基本的に「打ち替え」方法を推奨してします。せっかく足場を組んで屋根をやりかえたり外壁を塗装したりしても、シールが10年も持たないようでは、大きな工事をした意味がなくなってしまう場合があります。雨漏りに直結する大切なシーリングですので、ぜひともしっかりとしたリフォームとなるよう、屋根業者の選定をオススメいたします。

屋根、外壁をはじめとしてお住まいについてお困りのお客様は、何でもお気軽にご相談いただければと思います!

本日もブログをお読みいただき、ありがとうございました!このブログでは、皆さんに屋根リフォームに興味を持っていただけるような内容を発信しています。今後もぜひチェックをよろしくお願いします!

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